大魔界

暗黒魔王ゴクアークが支配する闇の世界。人間界とは別個に存在するパラレルワールド的存在であり、幾多の魔界獣や魔法生物が生息している。
世界各地に大魔界と人間界を繋ぐ接点を持ち、青空町郊外の山中に祭られた“封印の岩”はその一つである。
ゴクアークは、常々人間界を掌握せんと目論み、その機会を虎視眈々と狙っていた。

組織図

大魔王サイアーク−暗黒魔王ゴクアーク−大魔王レツアーク
魔導士ヤミノリウスIII世
魔界獣


大魔界は組織と言う形をとっていないが、あえて組織図を書くとこのようになる。


暗黒魔王ゴクアーク
登場話:第1、8、15、16、21、22、45〜47話
特徴:大魔界を支配する暗黒魔王。エルドランによって封印されているが、それを破って地上を大魔界に変えようと目論み、そのための尖兵として魔導士ヤミノリウスIII世を地上に送り込んだ。第21話で復活。戦闘能力は高く、目・口・腕から破壊光線を放ち、体に生えた竜頭からも破壊弾を発射。この竜頭は体から分離して、地中を潜行しながら敵に接近、不意に出現し攻撃する。更に、瞬間移動能力や高い再生能力を持ち、魔界獣を生み出せるなど、強い魔力を有する。ガンバーチームを圧倒するが、ヤミノリウスのミスから大ダメージを負い、ラストファイヤーとドラゴンサンダーフラッシュに倒される。その後はヤミノリウスと一体化して、第45話で蘇生。この際にも目からの光線で敵を拘束するなどの魔力を見せ、失敗続きのヤミノリウスを見限った後、サイアーク、レツアークと共に人間を吸着して自分達のエネルギーにしようとするが、人々から湧き上がる“不思議な力”の前に敗れ、サイアーク、レツアークと一つになったところを、ファイナルガンバーソードで貫かれて敗北。そのため、最後の手段として、サイアーク、レツアークと融合し巨大な左手の姿に変貌。我が物にならない地球を破壊して、ガンバーチームと対決する。左手の指先を竜頭に変え、その口腔から突風や人間を犬化させる光線を放って、金星や水星を容易く握り潰す驚異的な握力を持つ。また体内に存在する本体は大小の棘を攻撃に用いる。有利に戦いを運ぶがグレートガンバルガーの体内侵入を許し、本体にグレートファイナルアタックを受け爆発。ガンバーチームを道連れにすることも敵わず太陽に沈んだ。

大魔王サイアーク
登場話:第44〜46話
特徴:霧隠家の庭にレツアークと共に封印されていた大魔王。第44話でヤミノリウスに自分達を復活させるよう夢の中で告げ、第45話で復活。口からの光線でゴクアークを蘇生させ、人間界を大魔界に変えようとする。竜頭からの光線で雷を呼んで、それを用いて町を破壊し、更に竜頭の口からは破壊弾を発射。また目からの光線で敵の動きを封じる。ゴクアーク、レツアークと共に人間を吸着し、自分達のエネルギーにしようとするも、人々の“不思議な力”とファイナルガンバーソードに敗北。そこでゴクアーク、レツアークと融合し巨大な左手となるが、その際の意思はゴクアークのものであるようだ。

大魔王レツアーク
登場話:第44〜46話
特徴:霧隠家の庭にサイアークと共に封印されていた大魔王。第44話において夢の中で自分達を復活させるようにヤミノリウスに告げ、第45話で復活。口からの光線でゴクアークを蘇生し、人間界を大魔界に変えようとする。体を高速回転させることで闇を呼び、地上に魔物を出現させることができる。更に目からの光線で敵を拘束し、その動きを封じることが可能。ゴクアーク、サイアークと共に人間を吸着し、自分達のエネルギーにしようとするも、人々の“不思議な力”と、ファイナルガンバーソードに敗北する。そのためゴクアーク、サイアークの二大魔王と融合し、巨大な左手の姿へ変貌を遂げた。

魔導士ヤミノリウスIII世
エルドランによって封印されているゴクアークが、自分の代理として人間界に送り込んだ魔導士。
普段は、青空小学校理科準備室の骨格標本に潜んでいるが、活動する際には理科室の備品を取り込んで実体化する。
ヤミノリウスは、魔界獣辞典を使って魔界獣を召喚し、人間界を大魔界に変えるべく次々と作戦を立案、実行に移していくが、その作戦内容は、人間界の混乱を狙ったものを中心として、ガンバルガーの基地探索や、ガンバーチームの正体漏洩による犬化、ガンバルガー打倒の作戦など、充実したラインナップとなっている。以上の点から見て指揮官としては有能な筈だが、少し間の抜けた性格と部下運の悪さから、結果を残せていない。
しかし、強力な魔力と数々の技を持った実力者であり、それをガンバーチームとの対戦で活用。
時には、人間体・ジャーナリストの闇野響史や、バスガイドの闇野りう子に変身して、人間社会に潜伏し活動する。
第22話で復活したゴクアークの手助けをしようとガンバーチームに攻撃を加えるが、これが仇となり魔王を敗退させてしまう。その責任を感じていたところ、ゴクアークの残留した魂を発見。これを取り込んでパワーアップを果たし、自らの魔力で生み出す超魔界獣を用いて、人間界の掌握とゴクアークの復活を目指して邁進していくようになる。
だが第38話で記憶を喪失。闇野響史の姿で虎太郎達の担任・立花亜衣子に助けを求めるが、この際に亜衣子先生に思いを寄せられるようになる。以降、亜衣子先生から改心するようにしつこく迫られながらも、第45話でついに三大魔王を復活させる。しかし、ゴクアーク敗戦の責任を負わされて、魔王に見限られてしまう。それでも忠誠心は変わらなかったが、人間界消滅が本意ではなかったため、第47話で地球を破壊しようとする魔王に反逆。犬の呪いを解くなどガンバーチームに協力する。 戦いが終わり、ヤミノリウスは二度とこの姿を現さないと宣言し、人々の前から去っていく。そして後日、魔導士ヤミノリウスIII世としてではなく、人間・闇野響史として、亜衣子先生の元へ帰ってきた。

魔界獣
大魔界に生息する生物のことで、昆虫魔界獣、水中魔界獣、動物魔界獣の3種に大別される。
加えて、魔王の力によって物から生み出された生物も魔界獣として扱われるようで、強化ヤミノリウスの生み出す怪物が魔界獣として分類されるのも、魔王の力を借りて生み出しているからだと思われる。
魔界獣はヤミノリウスによって魔界獣辞典から召喚され、魔方陣を潜り抜けることでパワーアップを果たす。その強さは昆虫→水中→動物の順に強力になっていき、特に大魔界最強と言われる動物魔界獣は、パワーアップの際にゴクアークの左手の力が加えられているため、ガンバーチームに対して善戦した。
また、強化ヤミノリウスが魔法のランプから生み出す超魔界獣は、様々な物体に悪の心を宿して誕生する。その戦闘能力は、ガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガーの3体を相手にしても互角以上の戦いを展開できるほど高い。
なお、超魔界獣が倒されても、元になった物が破壊されることはないようだ。


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