重要人物

ここでは、ザウラーズに協力する主な大人たちを、重要人物として紹介する。


中島 辰男
春風小学校6年2組の担任教師。生徒の自主性を尊重し、「欠点も個性」と考えて伸ばそうとする。少し頼りない面があるものの、ザウラーズにとって最大の理解者である。26歳。独身。
子供達のためなら自分の身を危険に晒すことも厭わず、第19話では防衛隊のジープを駆って、ピンチに陥った拳一としのぶを助け、第37話では戦火の中、機械化獣ビーストカイザーの前に倒れたキングゴウザウラー内部のザウラーズへ声援を送り続けた。
その他、第29話ではキングゴウザウラーへの合体プログラム作成の手伝いをするなど、ザウラーズとは密接な関係にあるため、人間の心の力を得ようとするエンジン王に捕まり、人質として利用されたこともあった。そんなエンジン王にさえ、人間の心とは何かを教え、真に重要なことに気付かせるなど、よき教育者である。第49話では機械化光線を浴び、機械人間になってしまうものの、物質復元装置により、元の姿に戻ることができた。
6年3組担任の弥生先生に惚れていて、同じく思いを寄せている6年1組担任の高木先生は恋のライバル。また、その高木先生とは教育方針の違いから衝突することも多い。

高木 俊雄
春風小学校6年1組の担任教師。典型的なエリートタイプの教師で、「子供は管理する」という教育方針の持ち主。それゆえ、正反対な教育方針の中島先生とは、度々衝突する。また2人は、6年3組担任の弥生先生をめぐっての恋のライバルでもある。27歳。独身。
6年2組(ザウラーズ)のことを春風小学校の汚点と言ってはばからないが、第32話では6年1組の運動会実行委員長・北島の熱意に、ザウラーズが帰還するまで運動会の延長を校長に進言。また第49話では機械人間にされた中島先生に代わってザウラーズを励ましたりと、根は子供を思ういい人である。

弥生 由里
春風小学校6年3組の担任教師。25歳。独身。中島先生と高木先生の想い人であり、2人のケンカの原因は、たいてい弥生先生である。また、ザウラーズ・火山洋二の初恋の人でもあり、第8話では、機械化獣ブラッドアイアンの破壊活動で火事になったデパートから洋二によって救い出された。だが弥生先生の好きなタイプが「年上の人」であったため、洋二の初恋は失恋に終わっている。
第29話では、大学時代にコンピュータの講義を受けていたことから、キングゴウザウラーの合体プログラム作成に協力する。

北条 千代乃
春風小学校の校長先生で、52歳の女性。春風小学校の初代校長が恩師で、その校長先生から感銘を受けた「真実一路」の四字熟語をモットーに、教育者として邁進する。自分の学校がゴウザウラーになってしまったことに大きなショックを受けており、大事がある度に気絶してしまう。
性格面では、規律に厳しくて口うるさく、ザウラーズに対しても冷たくあたることが多い。だがそれも子供が身を危険に晒してまで戦うことをよく思っていないがためである。第51話ではキングゴウザウラーの卒業式を行いたいというザウラーズの願いを快く承諾し、その場所として校庭を提供した。

武田防衛隊長官
地球を守る防衛隊の長官を勤める人物。過去に『ライジンオー』と『ガンバルガー』に出演しており、今作『ゴウザウラー』にも登場した。ザウラーズとは対立関係にあるため、最初は強硬な手段にも打って出たが、強大な機械化帝国に立ち向かうため、互いに協力することになる。
兵器から機械化獣を生み出す電気王には、数多くの素材を提供してしまうという失態を演じた防衛隊だが、第25話ではザウラーズの協力のもと、防衛隊専用ロボット・ボウエイガーを建造。更に、機械化された生物や物体を元に戻す「物質復元装置」を造るなど、対機械化帝国において多大な成果をあげた。

エルドラン
太古から地球を守ってきた光の戦士。機械化帝国が6400万年前と1993年の現代に同時侵攻してきたため、拳一たちに巨大ロボット「ゴウザウラー」を与えて1993年の守りを任せ、自分は6400万年前の世界で機械化帝国と戦っていた。ザウラーズのピンチには力を貸す場面も見られ、第18話でマグナザウラーを、第26話でグランザウラーを、それぞれ追加戦力として与えている。また第42話ではダークゴウザウラーの猛攻に傷付いたキングゴウザウラーを修復し、ザウラーズに助力した。更に第50話の最終決戦では人間の心の力に呼応する形で出現し、最後の力「ガクエンガー」を与えたが、その正体は不明のままである。


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