ザウラーズメンバー(女子)


朝岡 しのぶ(通称:しのぶ)
4月25日生まれ。血液型はA型。サンダーブラキオのパイロット及び、ゴウザウラー、キングゴウザウラーのサブパイロットを務める。正義感の強いしっかり者で、明るい性格の持ち主。誰に対しても優しく接する少女である。だが男勝りな面があり、同じザウラーズの拳一からは、その点を「オトコ女」とからかわれて喧嘩になることが多い。また、祖母譲りの剣道の達人であり、第9話では二刀流の機械化獣ラジオデンジャーを相手にゴウザウラーを駆り、見事に勝利。更に宇宙での戦いとなった第21話では、仲間の危機を救うため宇宙服を着て宇宙空間に飛び出し、機械化獣サドレイガーの体内に直接ミサイルを投げ込むという勇気ある行動をとった。そんな彼女も機械化帝国との戦いが苛烈さを増していく中、自分達を助けたエンジン王の死に涙。そして、機械化光線を浴び、機械神に操られる拳一に首を絞められた際には、拳一の心の強さを信じ、その支配から開放。最終局面では優しさと強さを示し最後まで拳一を支えた。

光主 エリカ(通称:エリー)
7月26日生まれ。血液型はO型。6年2組の副委員長で、ザウラーズでは司令官。ゴウザウラーへの合体前はランドステゴの情報と分析を担当している。普段はミーハーで自己中心的な性格の持ち主で、その夢はアイドルになること。同じくミーハーな側面を持っているワン・ツーの双子とは性格が合うのか、一緒に行動することが多い。また、とにかく目立つことが大好きで、そのために第3話では、ランドステゴのパイロットに立候補。更に第13話では、自分が主役の番組制作を、テレビ局のディレクターに持ちかけるなど、その情熱と行動力には無視できないものがある。
そんな早く大人になりたくて、精一杯背伸びをしている彼女だが、ザウラーズにおける戦闘時には、豪胆で頼れる存在。時には的確に、時には感情の赴くままに指示を出し、ザウラーズに勝利を呼び込む場面もしばしば見られた。滅び行く恐竜たちを見て涙するなど、多感な小学生らしい面も持つ。

小島 尊子(通称:教授)
9月2日生まれ。血液型はB型。マッハプテラのメカニック担当で、ゴウザウラーへの合体後は、戦略・分析係を担当。同じ役割を受け持っていた金太がマグナザウラーの、洋二がグランザウラーの各パイロットになって以降は、1人でその仕事をこなす。
趣味は発明と人体実験で、「失敗は成功の素」が口癖。数々の発明品は彼女の努力の結晶であるが、失敗作も多く、行動を一緒にすることが多い秀三ともども、ザウラーズ内では危険視されている部分も見受けられる。しかし、小型のコンピューターを愛用し、平常時と戦闘時の区別なく、状況分析や作戦立案を行う姿は、まさしくザウラーズの頭脳である。キングゴウザウラーへの合体プログラム作成や、地球壊滅装置の動作の停止、物質復元装置のパワーアップを行うなど、ザウラーズへの貢献度は高い。『ライジンオー』に登場の地球防衛組・小島勉は従兄にあたる。


田辺 久美子(通称:クーコ)
5月10日生まれ。血液型はA型。ランドステゴのレーダー担当で、ゴウザウラーへの合体後はメカニックを担当する。気が小さくて、その点から拳一にはユカ、はるえと共に「弱虫3人組」と呼ばれる。しかし芯はしっかりとしており、第3話では、参戦することを拒否したひろみの代わりに、一時的ではあるがランドステゴを操縦するなど、頑張りを見せる。
6年2組の保険係を務めているが、その点を差し引いても、本質的には、いつも絆創膏を持ち歩き、怪我人の手当てをするなど、誰にでも優しく接することのできる、控えめで大人しい性格の少女である。
第31話で、クーコを漫画のヒロインのモデルにしようとしたひろみと、少しの誤解から仲違いをするが、戦闘中に危険を顧みず、自分のピンチを救ってくれたことから仲直りする。この頃から、お互いに仲良くなっていったようである。

水原 結花(通称:ユカ)
9月9日生まれ。血液型はAB型。マッハプテラのレーダーを担当しており、合体後もその役割に変わりはない。ザウラーズの中では一番小柄で気が小さい。そのため、拳一からはクーコ、はるえと共にザウラーズの「弱虫3人組」と呼ばれる。それに違わず泣き虫な性格であるが、第5話においては、機械化獣バッドバーストの体内に閉じ込められた際、機械化獣内の人間を排除にきたギーグの機能を涙で狂わせ、脱出の突破口を開くなど、偶然ではあるが活躍を見せた。
また、「力こそ全て」を信条とする電気王の登場を受けて、「力には力」と考えた金太に異を唱え、「力よりも心」と気付かせるなど、自分が弱い立場であったからこそ、最も大事なことを、ザウラーズの中で誰よりも早く見抜いた。そんな金太に対しては、第10話で小学生生活最後の柔道大会に臨む彼の応援に会場まで行くなど、以前より仲良くなる前兆は見せていたが、その仲は徐々にではあるが進展していった。

山本 春枝(通称:はるえ)
12月24日生まれ。血液型はA型。ランドステゴの動力担当で、ゴウザウラーへの合体後は、第二動力室でマーボーと一緒に動力を制御する役割を担っている。物事を悪い方にばかり考えてしまう性格で、その点から拳一には、仲の良いクーコ、ユカと共に「弱虫3人組」と呼ばれている。
あまり感情を表に出すことがないために無表情で、周囲には伝わりにくいが心配性な女の子。動作が他人に比べて鈍く、物事に反応するまでに妙な間が生じる。ザウラーズの女子の中で一番背が高いが、そのことがコンプレックスにもなっているようだ。
第35話ではレインコート姿で雨に濡れて、髪が乱れたところを同じザウラーズのボンに目撃され、美少女と見間違えられて、騒ぎを起こすきっかけともなった。悪口を言われようとも、決して落ち込むことはなく、周りが思うほど性格的には根暗ではない。

佐藤 明美(通称:ワン)
2月12日生まれ。血液型はB型。サンダーブラキオの動力担当で、ゴウザウラーへの合体後は、双子の妹のツーと共に通信係を担当する。誰にも判断できないほど、ワンとツーはよく似た双子の姉妹であり、2人ともミーハーで噂話が大好き。同じくミーハーな面を持つエリーとは気が合うのか、休日には一緒に行動することが多い。街中で芸能プロダクションからスカウトされ、一躍スターになることを最大の目的としているが、これもミーハー心からきているようだ。
第30話では一卵性双生児の特性を活かして、双子独特のテレパシーによる超能力を披露して、芸能界入りを画策するも、うまくはいかなかった。同話の戦闘中にはテレパシーのようなものを見せ、爆弾の起爆装置の解除を成功させてはいるが、成功するか否かの確率は半々であり、それが超能力であったかどうかは定かではない。

佐藤 晴美(通称:ツー)
2月12日生まれ。血液型はB型。サンダーブラキオのレーダーを担当しており、ゴウザウラーへの合体後は、双子の姉のワンと共に通信係を担当する。姉のワンとは一卵性双生児であり、見た目は同じ顔立ちで、更には同じ服装、同じ髪型をしているため、クラスメイトでさえも2人の判別は難しく、見分けるためには声を聞くしか方法はない。性格は2人揃ってミーハーで、噂話には特に目がない。それ故、ワンとツーの姉妹に秘密を話したら、翌日にはそれが学校中に広まっているという。また、自分達姉妹と同じようにミーハーな面を持つエリーとは気が合うのか、休日には街中を歩き、芸能プロダクションからスカウトされて、スターになることを共通の目的としている。
第30話では、グランジェットに格納された高性能ミサイルの起爆装置を解除する羽目になり、その際、ワンとの間でテレパシーのようなものを発揮したが、これが真の超能力であるかどうかは定かではない。

大山 育代(通称:育代)
10月21日生まれ。血液型はO型。マッハプテラの動力担当で、ゴウザウラーへの合体後は、ボンと共に第一動力室で動力を制御するのが仕事である。家が農家を営んでいるためか、6年2組では、飼育係を担当。普段はおっとりしていて、また、おおらかな性格であるが、学校で飼育している動物たちの危機には感情を露にして動物たちを守るなど、いざという時は頼りになる存在である。
生き物ならなんでも大好きで、第20話では、子猫一匹の命を守るために、機械化獣ゲーパルドンとの戦闘中にもかかわらず、ゴウザウラーの体外へ飛び出して、危険に身を晒したこともある。その際、助けた子猫は「ミーコ」と名付けて、育代が以降は面倒を見ている。クラスのマスコット的存在であるグリーンイグアナの「ダイちゃん」もザウラーズの卒業後は育代の家で世話になるなど、育代の動物に対する熱意は本物である。食欲は旺盛な方で、日曜日にはマーボーと一緒に大食い大会めぐりをしている。


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