第38話「超能力者・仁」

宇宙空間に浮かぶ要塞では、進まぬ三次元侵略に苛立つワルーサが、ベルゼブにライジンオーの基地探索と言う至上命令を下していた。この命令を不服としながらも、ベルゼブはライジンオーの基地を見つけ出すための作戦を立案、実行に移していく。ベルゼブは、まずジャークサタンで町を破壊しライジンオーを誘き出す行動に出る。すると首尾よくライジンオーが現れ、ジャークサタンに戦いを挑んでくる。このライジンオーにファルゼブを忍び込ませて、ライジンオーの基地を見つけ出そうと言うのが、ベルゼブの策略である。
簡単な戦闘だけで、ジャークサタンは退却。後をファルゼブに任せるが、ライジンオーが飛び立つ時の風でファルゼブは吹き飛ばされ、ライジンオーに忍び込む作戦は失敗する。三次元を彷徨うファルゼブは、偶然、陽昇学園に到達。防衛組・仁の頭の中に隠れて、一先ず休息をとることにする。そして、仁がライジンオーの名前を口に出したことから、ファルゼブは何とかしてライジンオーの情報を仁から得ようとするが、なかなか上手くいかない。
その頃、陽昇森林公園では邪悪獣サタンJr.がその猛威を振るっていた。サタンJr.はジャークサタンがライジンオーと戦った際に、それを見ていた野次馬がジャークサタンを迷惑がったために生まれた邪悪獣である。ベルゼブは、ジャークサタンに瓜二つの外見を持つサタンJr.と、陽昇森林公園の地形を活かした、ライジンオー打倒の作戦を思いつき、ファルゼブを呼び戻す。
ベルゼブはジャークサタンに搭乗。サタンJr.を隠し、ライジンオーがやってくるのを待つ。やがてライジンオーとバクリュウオーが飛来。ここでベルゼブは作戦を発動させる。その作戦とは、ベルゼブの乗るジャークサタンとタイダーの乗るサタンJr.の外見の似た2体でトリック戦法を行い、ライジンオーを倒すと言うものであった。作戦は見事に決まり、ジャークサタンとサタンJr.は、ライジンオーとバクリュウオーを追い詰めていく。そして、ジャークサタンがとどめを刺そうとする。が、サタンJr.に乗ったタイダーが、勝手にライジンオーに攻撃を仕掛けたため、トリック戦法を敵に見破られてしまう。更にジャークサタンとサタンJr.は、ライジンオーとバクリュウオーのコンビネーション攻撃を受け、ゴッドライジンオーにも合体される。そこで、勝負に出るジャークサタンとサタンJr.だったが、サタンJr.は、ハイパーサンダークラッシュによって爆発四散してしまう。
これを受けて、ジャークサタンも退却を余儀なくされ、ジャーク帝国は、またも敗れ去ることとなった。

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