第40話「ベルゼブ大接近」

年始。タイダーは前々回に受けた命令通りライジンオー基地を探索していた。しかしタイダーは正月に託けて三次元人に酒を飲まされ、酔漢へと変貌。任務放棄状態となってしまう。そんなタイダーに怒ったベルゼブは、自らライジンオー基地の探索に乗り出す。そして街中を歩いている途中、ベルゼブはライジンオーの話をする少年達(防衛組のあきらとヨッパー)とすれ違う。自らを雑誌の記者と偽り、あきら達からライジンオーの話を訊こうとするベルゼブだったが、あきら達は急いでいたためその場を去ってしまう。何とかしてライジンオーの情報を得んとするベルゼブは、あきら達の後を追い、防衛組一同の乗るバスに取り付いて、目的地であるスケート場までついていく。果たしてスケート場で防衛組の子供達と接触することに成功したベルゼブは、ライジンオー基地がどこか訊き出そうとするが、そこにタイダーが突っ込んできたため、そのチャンスを逸する。実はタイダーの足には、滑って転ぶことを迷惑がる声から誕生した邪悪獣スベールが取り付いており、この邪悪獣によってタイダーはスケート場を高速滑走していたのである。やがて、タイダーから離れたスベールは巨大化し、スケート場をパニックに陥れる。そんなスベールの前に、剣王・鳳王・獣王がやってくる。邪悪獣出現からあまりに短時間で出現した3体のロボットの早さに驚くベルゼブ。更にベルゼブは、ライジンオーのパイロットが「地球防衛組」を名乗る子供達であったことを知り、激怒する。怒りのベルゼブは、ジャークサタンに搭乗。超次元融合を行い、スベールをスーパー邪悪獣へとパワーアップさせる。ベルゼブの怒りによって、通常の邪悪獣よりも30%以上パワーアップしているスベールは、剣王と獣王に猛攻を加えていく。だが、そこに別行動をとっていた鳳王が合流。敵はライジンオーに合体してくる。
だが戦力で勝るスベールは、ライジンオーに体当たりし、倒れたところを首部へ集中攻撃をかけて追い詰めていく。そして、とどめの一撃を加えんとするが、そこへバクリュウオーが飛来。ライジンオーを救出し、ゴッドライジンオーに合体してしまう。
スベールは、ゴッドライジンオーに対して、高速回転しながらの体当たりを敢行。ゴッドライジンオーを翻弄し、徐々にダメージを与えていく。
しかし、この攻撃法の軸である足部の刃をゴッドライジンソードで破壊されてしまい、更には重力波によって動きを封じられてしまう。そんなスベールに、ハイパーサンダークラッシュで迫ってくるゴッドライジンオーだったが、ベルゼブの戦士としての意地が、重力波を破り、ハイパーサンダークラッシュを受け止めることに成功する。
だが至近距離から再び重力波に拘束されてしまい、完全に身動きがとれなくなったスベールは再度発動したハイパーサンダークラッシュで爆発四散してしまう。
こうして、邪悪獣はベルゼブの意地と怒りもろとも砕け散り、ジャーク帝国は、またしても敗れてしまうのだった。

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