第11話「クッキーの悪夢」

地球防衛組のクッキーこと栗木容子所有の、クマのマスコットを迷惑がる発言に、アークダーマが発動。そのマスコットを完璧にコピーして、邪悪獣デッドベアとして顕現する。そしてデッドベアは、普通のマスコットを装い、クッキーの元に潜入を果たした。クッキーの嫌がる物を敏感に感じ取り、その対象を敵と見なすデッドベアは、その夜、クッキーの保健室と身体測定を嫌う発言に反応し、陽昇学園の保健室に侵入。保健室の内部を念力で徹底的に破壊する。
更にその翌日、クッキーの牛乳を嫌う発言を受けて、給食の牛乳を全て飲めなくする。
事件現場には常にクマのマスコットが転がっているため、クッキーにはその正体に気付かれてしまうが、他の地球防衛組のメンバーは、クマのマスコットが邪悪獣だとは思わない。事実を誰にも信じてもらえないことに傷付いたクッキーは、教室を飛び出して家に帰り、そのまま泣き寝入る。
そしてクッキーは、夢の中で自分に冷たくあたる飛鳥を嫌う発言をする。それを受けて、デッドベアは次なる標的として飛鳥を狙う。
巨大化したデッドベアは標的である飛鳥を求めて町に出現。しかし、その前に現れた剣王・鳳王・獣王の前に苦戦を強いられる。そこでベルゼブからジャークパワーを照射され狂暴化するデッドベア。
力を与えられたデッドベアは、本能的に分かるのか、飛鳥が搭乗する鳳王に集中攻撃を加え、更には剣王、獣王と3体纏めて葬り去ろうとする。
だがアークダーマの完璧なコピー能力が、元になったクマのマスコットの肩口の解れまでコピーしてしまっており、そこを攻撃されて左腕を失ってしまう。
ライジンオーに合体した敵に対し、隻腕になりながらも果敢に挑みかかるデッドベアだったが、ゴッドサンダークラッシュを受けて、断末魔の叫びを残して爆発四散。
ジャーク帝国は、また一つ黒星を重ねてしまうのだった。

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