今回、ジャーク帝国の地球侵略作戦は行われていない。だが、夏休みにもかかわらず、地球防衛組の面々は教室に集まっていた。1年生の藤波洋一と、マリアの隣の家に住んでいる倉林あやの2人が、地球防衛組を見学したいと言うからだ。 そこで、勉の考えた時間割に従って、「地球防衛組見学授業」が開始されていく。 |
時間 | 内容 | 解説 |
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「なぜ我々は地球防衛組になったか」 | 小島 勉 | |
「司令室の仕組みとみんなの役割」 | 白鳥 マリア | |
「各メカの仕組みと説明」 | 月城 飛鳥 | |
「我々の敵に関する分析」 | 星山 吼児 | |
「ライジンオーの技」 | 日向 仁 |
内容は以上の通りである。この話に限り、考察・分析を加えてみよう。 この話で注目すべきは、低学年の子供達のためとは言え、地球防衛組が自分達の秘密を自らの手で明かしている点である。ジャーク帝国サイドとしては、敵がわざわざ自分達の秘密を丁寧に解説しているこの機会を逃す手はなかったはずである。それにもかかわらず、ジャーク帝国は、その内容を知ることはなかった。ジャーク帝国も三次元に攻め込んでいる以上、三次元世界の情報収集は行っていたはずである。だが今回のようなイベントを見逃している点から、この時期、三次元世界の情報収集には力を入れていなかったものと思われる。 何にせよ、情報は戦争においては、重要なファクターである。その情報を疎かにしてはいけない。そんなことを考えさせられる話であった。 |