第48話「変身ブラックタイダー」

防衛組に、防衛隊や町の人々が協力して、2つ目のアークダーマが発見される。このアークダーマを研究した防衛隊は、アークダーマ探知機を開発。これによって町に飛散していたアークダーマは次々と発見され、防衛隊の基地倉庫に集められていた。
要塞では、アークダーマの存在を気付かれたベルゼブが怒り、戸惑っていた。しかし物は考え様。現在、アークダーマは、防衛隊基地に集められており、それを奪い返せば、自分たちの好きなだけ凶悪な邪悪獣を作り出すことができる。その考えを聞いた副官・タイダーは、アークダーマの秘密を漏洩した責任を感じアークダーマ奪還に出撃していく。ところが度重なる地球での活動によって、タイダーは全国的に指名手配されていた。どこに行っても追い回されるタイダー。そんなタイダーを匿ったのは、嘗て、タイダーをアルバイトとして雇った、日向夫妻(防衛組・仁の両親)であった。侵略者であるタイダーを、日向夫妻は五次元人と承知で温かくもてなす。初めて地球人の優しさに触れたタイダーは、変わりつつあった。
その頃、痺れを切らしたベルゼブは、自らアークダーマ奪還に向かい、ジャークサタンで防衛隊基地を襲撃していた。これをTVのニュースで知ったタイダーは、日向夫妻に感謝しつつ、ベルゼブへの忠誠心から、防衛隊基地へと向かっていった。
一方ジャークサタンは、防衛隊基地でライジンオーと激突。アークダーマを巡る激しい攻防戦が展開される。そして遂にアークダーマを発見するベルゼブだったが、現れたバクリュウオーによって阻まれてしまう。そこでベルゼブは、近くにいたタイダーに、アークダーマを奪還するよう指示。命令を受けたタイダーは、アークダーマを全て呑み込むが、これによって、体に変調を来たしてしまい、ブラックタイダーへと変貌する。ブラックタイダーは脅威的な戦闘力でライジンオーとバクリュウオーを圧倒。更に合体したゴッドライジンオーも軽く捩じ伏せたブラックタイダーは、ジャークサタンからサーベルを受け取り、とどめを刺そうとする。
だがその時、日向夫妻が軽トラックで戦場に現れ、ブラックタイダーに変貌したタイダーを説得する。大恩ある日向夫妻の言葉に、良心に目覚めたブラックタイダーは、サーベルを手から離す。
これに激怒したベルゼブは、日向夫妻を殺害しようとするが、それをブラックタイダーが阻止する。そして、ブラックタイダーは、ゴッドライジンオーのベアハッグによって、呑み込んだアークダーマを全て吐き出し、元のタイダーに戻る。
吐き出されたアークダーマは空中で巨大なアークダーマの塊となったところを、ゴッドライジンバズーカ・ファイナルファイヤーを受けて爆発消滅。
アークダーマを失ったことで、アークダーマ奪還計画は失敗し、ジャークサタンは退却する。
元に戻ったタイダーも、日向夫妻に心からの礼を言い、要塞へと戻っていった。

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