第2話「全員集合!ザウラーズ」


概要

前回の作戦をゴウザウラーに阻止された歯車王は、月の裏側を機械化し、機械化城を建設して、その内部で作戦を練っていた。その結果、太陽系の機械化のためには、ゴウザウラーの打倒こそが必要であると判断。自らの本来の戦法である「巨大改造」をもってゴウザウラーを倒そうとする。そのため、機械化獣を誕生させるべく、ギーグを地球に派遣。故障した機械を探させるものとする。

実行

ゴウザウラーは防衛隊が調査することとなった。それに不満な拳一たちは、夜中にゴウザウラー内部に忍び込み、ゴウザウラーを元の校舎に戻すべく行動を開始する。
時を同じくして、地球を機械化する使命を帯びたギーグは機械化獣になる素材を探索中、偶然にも警官が持っていた故障した懐中電灯を手に入れる。その懐中電灯を機械化獣デッドビームに改造すると、月から歯車王が飛来して、デッドビームに巨大改造を施し、パワーアップさせる。
その頃、拳一たち6年2組一同は、夜中に学校に集まると、防衛隊の目をくぐり抜けて、ゴウザウラーの内部に忍び込むことに成功。防衛隊の妨害を振り切ってザウラーチェンジャーを操作し、ゴウザウラーを元の校舎に戻して見せる。
しかし、防衛隊と先生たちに調査を妨害したと叱られた拳一たちは、機械化獣出現の知らせを受けて、大人たちに反発。ゴウザウラーを出動させる。
果たして、デッドビームが破壊活動を行っていたところに、マッハプテラ・ランドステゴ・サンダーブラキオの3体が出現。戦闘が開始されるが、3体の恐竜ロボは防衛隊長官や先生たちの妨害により自由に身動きすることができなくなっていた。これをチャンスと見た歯車王は、マッハプテラに猛攻を加え、ついにはとどめの一撃を加えようとする。だが、その時、大人たちの妨害を振り切った、ひろみとしのぶが操縦する、ランドステゴとサンダーブラキオがデッドビームを攻撃し、拳一のマッハプテラを救出。更に敵はゴウザウラーに合体してしまう。
そこで決戦に出たデッドビームは、熱線と豆電球型ミサイルで攻撃するが、ゴウザウラーの前には力及ばず、ザウラーマグマフィニッシュを受けて爆発四散する。そして、戦いに敗れた歯車王とギーグは、月の機械化城に逃げ帰るのだった。

分析

今回の敗因は、敵がゴウザウラーに合体する前にとどめを刺せなかった点にある。
如何に恐竜ロボと言えど、ゴウザウラーに合体する前の分離した状態では、巨大改造を施されたデッドビームには敵わなかったはずである。全ては相手を痛めつけることに時間をかけすぎ、戦局を読み切れなかった歯車王のミスと言えよう。

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